shirakawa go around

17.06.25

下山 勝巳

白川村のこれが旬

イワナシのこと

さて、下山です。
この季節、家の近くでは桑の実やグミの木の実がたわわに実り、うちの子供たちは日々「桑の実とってー」「グミとってー」の大合唱です。

 

さて、そんな木の実好きのチビたちと、イワナシ酒(イワナシの実のホワイトリカー漬け)のために、いわなしの実を採りにいってきました。

「イワナシって何?」という方も多いかと思うのですが、イワナシというのは北海道や本州の日本海側に広く分布している植物です。

 

常緑で、地面の上に生えており、この季節、こんな風にたわわに実を実らせます。
子どもの頃から山菜をとりに行った途中で見つけては、むしって食べておりました。

 

実が熟すとこんな風に自然に皮に裂け目が入って開きますが、開いたものはあっという間に蟻に食べられてしいます。

 

実を開くとこんな感じ。みかんのような見た目に、甘酸っぱく梨のような触感。「岩梨」と称するのがなるほどと思えます。
つぶつぶの黒い点々としたものは種です。果実の表面は粘着性の液が出ており、そのネバネバで種が蟻にくっついて種が広がったりするようです。

 

さて、このイワナシを採るときには一つ気をつけねばならないことがあります。
イワナシの株には、蟻だけではなくてネズミや小鳥などの小動物も実を食べるためにやってきます。
それを狙って、マムシがよく葉っぱの下に隠れているのです。

この日も、イワナシを採っていて、実をもぐためにひょいとイワナシの葉っぱを何気に持ち上げたら

 

いましたよ。マムシですよ。もうね、手に触れて「うひょうぃ」て変な声出ましたよ。
捕まえたかったのですが、イワナシを入れる袋しか持っていなくて、鉈も何も持ってきていなかったので追い払ってイワナシ採り続行。

恨めしそうにイワナシを採る様子を眺めています。

採ってきたイワナシは、チビたちにもりもり食べられてどんどん無くなっています。
喜んで食べているので、イワナシ酒はあきらめるかなあ。。。。

この記事を書いた人

下山 勝巳

下山 勝巳

白川村生まれ、白川村育ちの会社員。趣味できのことったり山菜とったりきのことったり、古い文献に触れてみたり、昔の古い時代の話を調べたり、口伝を記録してみたり、わりと変わったことに興味もってみたりしています

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